※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
お茶の木、と聞いたら何を思い浮かべる?
茶畑の、あの緑。摘まれるやわらかそうな葉っぱ。そこに白い花まで咲くとなると、ちょっと見たくならない?
チャノキの花を探すなら、秋がひとつの目安。滋賀県の茶園・山本園は、見頃を10月〜11月下旬ごろと紹介しています。もちろん、場所やその年の様子で変わるので、お出かけするなら現地の開花情報も確認してね。
白い花、直径は2.5cmほど。お茶はツバキ科の木
まず、花の大きさを想像してみよう。
国立科学博物館の筑波実験植物園によると、チャノキがつけるのは直径2.5cmほどの白い花。分類はツバキ科で、一年を通して葉をつける「常緑低木」です。
お茶とツバキ。名前を並べるだけでは離れて見えるけれど、植物の分類では同じ科に入るんだね。
しかも山本園の説明では、花は短い柄から下を向いて咲くそう。花弁が内側を抱くように丸みを帯びる、とも紹介されています。
ということは、上から茶畑全体を眺めるだけでは、花を探しにくいかもしれない。観察できる場所なら、立入範囲を守って、少し目線を下げて枝のほうも見てみよう。小さな白を見つける、という楽しみ方ができます。
筑波実験植物園のチャノキ図鑑と、山本園によるお茶の花の紹介が観察の手がかりになります。
花をつけるその木の葉が、緑茶にも紅茶にもなる
ここで、いつもの飲み物に話がつながります。
植物園の図鑑では、チャノキの葉から緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶も作られると説明しています。
ああ、あの白い花と、急須の中の茶葉が、同じ木につながっているんだ!
袋に入った茶葉から、葉を茂らせて花を咲かせる木へ。見る範囲を少し広げると、次は新芽や葉の育ち方も気になってきませんか。
育てるところから知りたいなら『チャの絵本』へ
花を見て、木にも興味が出てきた。じゃあ、家でも育てられる? 摘んだ葉はどうする?
そこまで知りたくなった人には、農文協の『チャの絵本』という選択肢があります。渕之上弘子さん編、飯野和好さん絵の「そだててあそぼう」44巻です。
出版社の紹介では、小さな茶園やプランターでの栽培に加え、手もみ茶、番茶づくり、淹れ方を扱っています。植物として育てる話と、飲むための作業がつながる本なんだね。
花の名前だけを調べたいときは、まず図鑑のページで十分。自分で育てて葉を摘むところまで追ってみたいなら、本の紹介内容を見て選ぶと、知りたいことに合いやすいです。
次にお茶の木を見る機会があったら、緑の葉のそばに白い花がないか、ちょっと探してみてね。いつもの一杯に、木の姿まで重なってくる。そこからお茶を知るのも、楽しい入り口です。