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阿波晩茶の商品説明に「乳酸発酵」と書いてある。お茶の葉を茹でる工程もあるのに、そのあと発酵させるの?
**そう、阿波晩茶は茶葉を加熱したあと、漬け込んで乳酸発酵を促すお茶です。** 「茹でる」で終わらないところに、製法の特徴があります。
読み方は「あわばんちゃ」。いつもの煎茶とは違うお茶を探しているなら、まずはこの順番を見てみよう。
茹でて、茶すりをして、漬け込む
文化庁の「阿波晩茶の製造技術」では、徳島県の上勝町・那賀町・美波町などに伝わる製法を紹介しています。
工程は、茶摘み、茶茹で、茶すり、漬け込み、茶干し、選別。
茶すりとは、茹でた茶葉をすって表面に傷を付け、発酵を促すための工程です。漬け込んでから、天日で干し、選別して仕上げます。
ここで気になるのが、最初の加熱ですよね。文化庁は、茶葉の酸化による発酵を熱で抑えたうえで、あらためて乳酸発酵を進めると説明しています。**止める働きと、そのあと促す働きが、別の段階にある**んですね。
上勝町の生産者、松岡さんちの阿波晩茶の工程紹介にも、茹でる、茶すり、樽で発酵、天日干しという流れがあります。
ただ「発酵茶」と一語で覚えるより、漬け込む前とあとに何をするかを見ると、一袋の向こうにある仕事が具体的になりますね。
飲んでみるなら、茶葉そのままかティーバッグか
製法を知ったあと、家では茶葉を量って淹れたい? それとも、一回分ずつ袋に入った方が使いやすそうかな。
たとえば小川生薬の「乳酸発酵 阿波晩茶」は、1袋2gのティーバッグが30袋入り。原材料は茶、原料原産地名は日本と表示されています。先ほどの松岡さんちの商品とは別の製品です。
小川生薬の商品案内で、急須の場合は、ティーバッグ1袋に約80℃のお湯200mL、抽出は約2〜3分とされています。200mLは0.2Lのこと。まずその商品の目安を見て、一回分を決めると分かりやすいよ。
「乳酸発酵」の文字だけで健康への効能まで決めず、飲み物として原材料や淹れ方を見てね。ここで案内しているのは、製法と商品資料から分かる内容です。
茶葉を毎回量るのはちょっと面倒、という方には、この一袋ずつの形が候補になります。急須で一回分を淹れるなら、まずはお湯200mLを用意できるか、いつもの湯飲みと一緒に考えてみてくださいね。