急須の煎茶が苦いのはなぜ?茶葉と湯量・温度・時間・注ぎ切りを見直して自分好みの一杯へ近づける淹れ方と道具選び|毎日のお茶を楽しむ

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せっかく茶葉を買ったのに、急須で淹れると少し苦い。

次は薄くしようと思ってお湯を増やしたら、今度は物足りない。茶葉を足すと、また濃い。

お茶を淹れているはずが、濃いと薄いの間を行ったり来たり。

そんなときは、茶葉をすぐ買い替える前に、茶葉の量、湯の量、温度、浸す時間を一つずつ見直してみましょう。注いだ後、急須の中にお茶が残っていないかも確認します。

この記事では、茶葉を急須で淹れる煎茶を扱います。商品表示やメーカーの淹れ方を基準に、自分の一杯で変わっていた条件を見つける方法です。

一度で完璧に淹れるためではなく、「次はここだけ変えてみよう」が分かる状態を目指します。湯のみを前に身構えるより、いつものお茶をもう一度楽しむための小さな調整です。

目次

苦いと感じたら、まず茶葉の表示と四つの条件へ戻る

急須のお茶が苦いとき、原因を一つに決めつけないことが出発点です。同じ茶葉でも、使った量や温度、待った時間が違えば、比べている条件が変わります。

伊藤園の公式解説も、お茶を淹れる際のポイントとして、茶葉の量、湯や水の量、温度、浸出時間の四つを挙げています。

まず手元の袋を見て、何グラムの茶葉を、どのくらいの湯で、何秒待つ案内なのか確認しましょう。「煎茶」という名前だけで、どの商品も同じ数字になるわけではありません。

たとえば一保堂茶舗の基本の煎茶レシピは、茶葉10g、湯210ml、80℃、注ぎ始めから60秒という組み合わせです。これは同店が示す一つの基本例として扱います。

伊藤園の公式案内では、富士一番茶は茶葉4g、湯200ml、75℃、50秒。数字が違うのは、違うお茶の案内を見ているからです。どちらが正しいかの勝負ではありません。

ここで一保堂の茶葉量と、富士一番茶の温度だけを組み合わせると、もとのレシピとは別物になります。使う商品の表示があるなら、まずそちらを起点にします。

ネットで見た時間と、袋の分量を、つまみ食いで合体させない。

茶葉だけ別レシピ、お湯はいつもの量、時間は動画で見た秒数という状態では、どこを直せばよいか分かりにくくなります。最初は一つの案内に条件をそろえます。

そのうえで自分の好みを考えると、商品が悪いのか自分が下手なのか、という話から離れられます。今回の一杯で何をしたかを確かめるほうが、次につながります。

用意するメモも、商品名と四つの条件だけで始められます。「なんとなく一分」だったのか、タイマーで一分だったのかまで分かると、後で見直しやすくなります。

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基準の例は一保堂茶舗の基本の煎茶、四条件は伊藤園のティーテイスター解説を参照しています。

茶葉の量と湯量は、いつものスプーンと湯のみを一度確かめる

茶葉をスプーンで二杯。お湯は急須のこの辺まで。

毎日同じつもりでも、山盛りと平らな一杯、別の急須へ替えた日では量が変わることがあります。まず、普段の目安がどれくらいかを見てみましょう。

茶葉の重さを確かめるなら、はかりへ器を載せてゼロに合わせ、そこへ茶葉を入れます。器ごとの重さを茶葉の量として読まないことが、最初の確認です。

一度測っておくと、同じ茶葉を同じスプーンで取るときの目安になります。ただし、別の茶葉へ替えたら同じ見た目の一杯が同じ重さとは限らないので、改めて確かめます。

二杯という言葉は同じでも、中身の量まで同じとは限らない。

湯量も、急須の大きさ任せにせず、飲みたい量から決めます。二人で飲むなら、使う湯のみへ普段の高さまで水を入れ、合計が何mlくらいか見ておくと準備しやすくなります。

ここで使うのは、湯のみの縁まで入る容量ではなく、実際に飲むときの量です。大きなマグを半分まで使う人と、小さな湯のみを使う人では、同じ一杯でも必要量が違います。

レシピにある湯量は、急須へ注ぐ量として確認します。飲めるお茶の量を必ず同じ数字にするために、途中で何度も湯を足すような調整はせず、まず指定の条件で試します。

一人だからと、大きな急須へ少量だけ注ぐ場合は、茶こしの中の茶葉へ湯が届いているかも見ます。容量の数字だけでなく、実際に茶葉を入れる位置との関係が大事です。

一杯分の量と急須が合わないなら、道具の容量を見直す理由になります。反対に、今の急須で扱いやすいなら、最初に変えるのは買い物ではなく分量で構いません。

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温度と時間は一緒に変えず、表示との違いを一つずつ試す

苦いから湯を冷ます。さらに時間を短くする。ついでに茶葉も減らす。

これで好みに近づくことはあるかもしれませんが、何が変わった理由なのかは分かりにくくなります。次に同じ一杯を作りたいなら、一回に変える条件を一つにします。

まずは商品が案内する温度へ近づけます。熱湯をそのまま注いでいた場合、袋に別の温度の指定がないか見直しましょう。

伊藤園の公式手順には、いったん湯のみへお湯を移し、器を温めながら湯冷ましして急須へ注ぐ方法があります。湯のみを並べる動作が、温度と量を考える手掛かりになります。

ただし、容器へ一度移せば毎回まったく同じ温度になる、とまでは考えません。数字でそろえたいときは、適した温度計などで確認する方法があります。

急須に入れた瞬間から、待ち時間は始まっている。

時間を測るときは、いつを開始点にするかも見ます。一保堂の基本例は「注ぎ始めから60秒」です。注ぎ終わってからタイマーを押す場合とは、茶葉が湯に触れる時間が違います。

湯を注いでタイマーを押したら、そのまま別の家事を始めたくなるかもしれません。食器を二枚片付けて、届いた通知を見て……と、ほんの少しのつもりが積み重なります。

最初の一回は、湯のみを置く場所を空けたら、ほかの用事を増やさず待ってみてください。湯気を見ながら、注ぐ順番を考えるくらいで十分です。

今だけは、お茶の番。

タイマーが鳴った後で湯のみを探し始めないよう、先に出しておくと流れが途切れません。茶葉、湯のみ、注ぐ場所を準備してから湯を入れるだけでも、待ち過ぎを見直しやすくなります。

表示どおりでも好みより強く感じるなら、次に試す項目を一つ決めます。時間を変える日は、茶葉と湯量をそろえる。温度を変える日は、待つ時間をそろえる。比較のための整理です。

飲んだ後のメモは、点数より「前より後味が気にならない」「薄くしすぎた気がする」など、自分の感覚で残せます。他人の正解と一致させるためではなく、次の一杯の方向を決めるためです。

条件をそろえて茶葉を淹れる道具の候補には、茶こし付きの急須があります。

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湯冷ましの手順は伊藤園の公式の淹れ方を参照しています。

注いだ後の急須にお茶を残さず、二杯分は少しずつ分ける

待つ時間を測っていても、最初の一杯だけ注ぎ、残りを急須に置いたままにすると、茶葉が湯に触れる状態が続きます。

伊藤園の解説では、急須へ水分が残ると浸出が進んで渋みや苦みが溶け出すため、二煎目を飲む場合も注ぎ切ることが大切だとされています。

つまり、タイマーを止めるだけでは、茶葉とお茶が離れるわけではありません。飲む器へ注ぐところまでが、一回の準備です。

一杯目を飲んでいる間も、急須の中は待ってくれない。

二人分を淹れる場合は、最初の湯のみだけを満たしてから次へ進むより、少しずつ均等に注ぎ分ける方法を使えます。伊藤園の公式手順にも、この注ぎ分けが案内されています。

たとえば二つの湯のみを近くへ並べ、少しずつ往復しながら注ぎます。最後まで出し切れる量で淹れれば、急須に残る分をどうするか迷いにくくなります。

注ぎ切るというのは、茶葉を指や道具で押して絞ることではありません。急須を適切に傾けて注ぎ、ふたや取っ手の扱いはその茶器の説明に従います。急いで強く振る必要はありません。

一人で飲むなら、一度に急須へたくさん作り過ぎない方法もあります。大きなマグを使うか、小さく淹れるかを先に決めると、余りを急須へ残す状況を減らせます。

続けて二煎目を淹れる場合は、同じ茶葉だから一煎目の条件をそのまま繰り返すと決めず、商品の案内を確認します。回数や時間を全ての煎茶に共通の数字へまとめないようにしましょう。

「二杯目だけ苦い」と感じた日なら、まず茶葉の銘柄より、急須へ一杯分を残していなかったかを思い出してみてください。そこが次に変えられる具体的な場所です。

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茶葉を入れた位置やお茶の残り方を見ながら使いたい人には、耐熱ガラス製のHARIO「茶茶急須 丸300ml」が候補です。

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メーカー公式の品番はCHJMN-30T。実用容量300ml、満水容量320mlと区別して掲載されています。

ここは、二つの数字を同じ意味にしないことが大切です。普段使いを考えるときは実用容量を基準にし、満水の数字に合わせてぎりぎりまで湯を注ぐ使い方を前提にしません。

本体とふたは耐熱ガラス、茶こしはステンレスです。メーカーは大きめの茶こしと広口の形状も紹介しています。

この急須を挙げる理由は、中のお茶の様子を見られ、使いたい分量との関係を考えやすいことです。急須を替えれば苦みが消える、という意味ではありません。

また、お茶の色が見えても、色だけで自分好みの味になったと決めないようにします。今回見直した量、温度、時間を合わせて使うことで、道具の見えやすさを準備に生かせます。

サイズは幅143mm、奥行98mm、高さ98mmで、口径は94mmです。収納場所を測るなら、胴体だけでなく、取っ手や注ぎ口を含む幅も見ておきます。

普段300mlより多い量を一度に作りたい人は、見た目だけでこのサイズを選ばず、必要量に合う別容量を比較してください。自分の一杯と人数が先、急須の見た目はその後でも選べます。

買う前には品番と容量、本体一式か交換部品かを照合します。茶こしだけの商品も検索結果に混ざるため、価格の小さな数字だけで同じ急須だと判断しないことが大切です。

仕様はHARIO公式の商品情報で確認できます。

片付けまで含めて、次も同じ条件で淹れられる準備にする

好みに近い一杯になったら、その日だけの偶然で終わらせないために、次回の準備を少しだけ整えます。

メモには、茶葉の商品名、量、湯量、温度、時間を残します。さらに「二つの湯のみへ注ぎ切った」など、変えた動作があれば一言加えると役に立ちます。

反対に、飲んだ感想を毎回長く書く必要はありません。「この条件をもう一度」で十分な日もあります。記録が面倒でお茶を淹れなくなっては、目的が逆になってしまいます。

次もできる一杯にしておく。

道具は、使い終わった後の手入れ方法も見て選びます。茶こしを外せるか、洗う場所に無理なく置けるか、乾かすときに倒れにくい場所を確保できるか。買う前に想像しておける条件です。

HARIOの公式ページには取扱説明書へのリンクがあります。耐熱ガラスという表示だけで、直火やあらゆる加熱方法に使えると推測せず、洗浄や加熱は製品の説明に合わせます。

茶葉の袋も、淹れる直前まで開けっぱなしにせず、使った後はその商品の保存案内に従って閉じます。毎回違う袋を使っているなら、まず一つの茶葉で条件を比べたほうが変化を追いやすくなります。

次に淹れるとき、いつもと違う急須や湯のみを使う場合は、前回の目分量をそのまま移さず、湯量へ戻ります。器が変わると、同じ高さまで注いでも量が変わるからです。

記録欄を作るなら、「予定」と「実際」を分けると次に使いやすくなります。60秒で注ぐ予定が、電話に出て長くなった日は、実際に待った時間が分かる範囲で書きます。

時計を見ておらず分からないなら、「途中で離れた」で大丈夫。その一杯だけで茶葉の好みを決めず、次は予定の条件で淹れてみる、と判断できます。失敗の採点表ではなく、もう一度作るためのメモです。

家族と共用するなら、好みが違うことも自然です。一つの淹れ方を家庭の唯一の正解にするより、どの条件を好んだかを分けておけば、お互いの一杯を作りやすくなります。

道具を買い足す場合も、片付けや収納まで無理なく続くかを考えて選びましょう。

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まとめ|苦い一杯の次は、一つの条件だけ変えてみよう

急須で淹れた煎茶が苦く感じるときは、茶葉の量、湯量、温度、時間を商品表示と照合します。注いだ後に急須へお茶を残していないかも見てみましょう。

最初は一つの案内に条件をそろえ、好みとの違いがあれば、次回変えるところを一つに絞ります。全部を同時に変えるより、自分が気に入った理由を残せます。

茶器を選ぶなら、飲む量と人数、茶こしの位置、注ぎ切りやすい使い方、片付けまで考えます。新しい急須は調整を助ける道具で、好みの味を自動で作るものではありません。

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次のお茶は、まず袋の淹れ方を見ながら一回。

濃いと薄いの往復を、今度は「ここを変えたら好きに近づいた」という小さな発見へ変えていきましょう。

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この記事を書いた人

カテキンの基礎や含まれる食品について、公的情報や研究資料を確かめながら整理しています。

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